会長からのコメント

この度は、PTA総会への審議にご参加いただき、まことにありがとうございます。

PTA本部がコロナウイルス感染に関する保護者対応を優先させたこと、対面での集会が行えない状況で、運営委員会の審議や役員候補の方とのコンタクトが難しい状況であったなどの理由で、総会の期日が年度末ぎりぎりになったこと、また、限られた期間での書類審議とさせていただく形になりましたこと、深くお詫び申し上げます。

総会に関して、公式な質問は届いておりませんが、非公式な形で何件かお問い合わせがありました内容について、運営委員会で協議した回答をウェブ公開させていただきました。その回答の内容は、本PTAで制定されている規約や細則に即しているか否か、に関する解釈となっております。

一方で、会員の方々が求める回答は、先ほどの杓子定規な回答ではなく、「来年度のPTAが会員の皆様の求める姿になるかどうか?それを束ねる役員構成になっているか」というお尋ねであると理解しております。

来年度の方針は、来年度の役員の方々が考えてくださると思いますが、今年一年間、役員を務めさせていただいて感じたことも含めて、いただいたいくつかのご質問やご懸念について、私の私感を述べさせていただきます。

  1. 本部役員の人数が少ない件について

今年度、クラス委員選挙を廃止したことによって、本格的にボランティア制が開始されました。

これにより、従来の活動の中心的な役割を果たしていたクラス委員に代わり、本部役員(13名)と一般会員のボランティアによって活動を進めて参りました。

コロナ禍にもかかわらず、のべ600名を超える方々のご参加をいただきました。見守り以外のいずれかの活動に参加している方が会員の40%以上であることも、ボランティア制が定着してきた証拠であると考えております。

この結果は、活動の主体が一般会員に移行していることを示していると思われます。

これまでは、本部や委員会が中心になって、企画や準備、そして当日の運営を行ってきました。

今後のPTA本部は、自らが企画や運営も行うが、企画や運営に関わってくれる一般会員を募って、本部と一般会員が一体となって諸活動を推進する、という形に移行できる状況になったと感じております。

今年度の役員は13名いて、そのメンバー1人1人が様々な形で活動を展開してくださったため、一般会員の方に企画や運営に入っていただかなくてもできた行事が多かったです。この経験も踏まえ、より一般会員が入りやすいように、あえて本部を小さくすることも大切である、ということが、今年度の活動を通じて得られた経験です。

これらの考察から、「PTA本部の役割は依然重要であるが、人数は少ない方が望ましい。本部が担えない部分は一般会員の積極的な参加を促すことで、『みんなのPTAをみんなで作る』形になる」と考えております。

ちなみに、今年度の本部役員さんの中には「一般会員として盛り上げていきたい!」と言ってくださっている方が既に数人いますし、これを読んでくださっている一般会員の方(ここまで読んでくださっている時点で、PTAのことを心配して下さっている、または、ボランティア精神をお持ちの方とお察しします。)の一部は「言ってくれたら、できることを手伝うよ」という方がいると信じています。そういう輪がどんどん大きくなればと期待しております。

別の見方となりますが、現在の規約や選挙細則を厳密に運用すると、次年度の会長を始めとする執行部がやりやすい体制を作りにくいという課題があります。そのため、今年度の選挙で決める役員は最小限にして、来年度の執行部が活動を開始したときに、その内容に見合った役員を追加で決められるメリットも残しました。

最後に、今回の役員推薦に関して、「頼むからやってよ~」とかお願いしたことは(私の知る限り)全くございません。「そうきましたか」「あ~、なんでもいってください」「いいですよー、何をするんでしょうか??」様々な形で快諾していただきました(と聞いています)。

  1. 候補者が役員未経験者かつ低学年に偏っていることについて

私の私感ですが、役員をやって知ったことがたくさんありました。是非多くの方に体験してもらえたらと感じました。本部役員の仕事は、「PTAの組織のために何かをする」「みんなのために何ができるか考える」ことも大切ですが、最も重要なことは「PTA役員を通じて自らが何かを習得すること」だと思っています。

正直を申しますと、この一年、PTAのために多くを費やし、つらいことも多々ありました。一方で、「多様な考えをどうまとめるか」「解決できなそうな難題をどうクリアするか」など、仕事でも体験する内容であるにもかかわらず、PTAで得たことは仕事とは違った経験でした。もちろん、素敵な仲間達にも出会えました。

今年度は、「全ての議論を全ての役員で」をモットーにできるだけ多くの内容を役員で共有してきました。「子どもを取り巻く環境」について、私も含め、役員をやって初めて気づいたことが多かったです。学校のシステムも大変勉強になりました。この校区を構成する4つの学区の特徴を知ることができ、地域の方々と仲良くさせていただくことが叶いました。

他にもこんな話が。一緒に役員をしたある方は、「パソコン全くだめ」の状態から、今はパワーポイントでポスターを作ったり、Googleフォームでアンケートを採ったり、実務のスキルを手に入れらています。

こんなすばらしい機会を一部の人だけが受け取るのはもったいない。一人でも多くの会員の方に体験してもらえるという意味では、未経験の方が多く入る、というのは望ましいと考えております。

一方で、「未経験の人がこの組織を束ねられるのか」という疑問がでると思いますが、「束ねるのではなく一緒に考える」という意味ではフレッシュな方が良いとも考えられます。今までの常識をなくし、あるべき姿をゼロから考えることができるとも解釈できます。

経験が必要なところは、経験のある人に聞けば良いと思っています。そういう意味では、経験者も未経験者も、役員も一般会員も手を繋げば、『みんなのPTAをみんなで作る』ことができるのではないでしょうか?

低学年の保護者に偏っているとのご指摘には2つのご心配があると考えております。「学校のことをまだわからない人だけでよいの?」「各学年の意見は誰がまとめるの?

学校がわからない・・・については、先ほども書きましたが、わからないからこそ、わかることもありますし、わからないことはどんどん聞いていったらよいですし、そういう環境が醸成していると感じています。

各学年の・・・については、今年度、旧学級委員が担っていた「電話連絡網の先頭」は各クラスに少なくとも1名は一般会員のボランティアでした。ネットワークの作り方はいろいろな方法があると思います。そこは来年度の役員さんまたは一般会員の方々のお知恵で(クラス委員選挙制の時や今年度の形より)よりよい形ができるのでは?と感じています。メールの連絡網も改善点があると思います。

  1. その他

本校を構成する旧学区の小学校を卒業された方、統合後の西陣中央小学校を卒業された方、私同様に生まれも育ちもこの学区ではない方、様々な背景を持つ方々に候補者になっていただきました。地域との結びつきも新しい見方で、より強い絆を作っていただけるのではと期待しています。

以上は、あくまで私の私感となります。全ての方にお会いできてはいないのですが、私がお会いした来年度の役員候補の方々はいずれも「皆様にとって素敵な存在であるPTA」を作ってくれる方であると確信しています。私も含め、多くの役員経験者が「現役(来年度)役員が活躍しやすい環境を作るために、我々古株が干渉しすぎず、かつ助けを求められればすぐに駆けつける」ことを約束してくれています。